• 話題
  • Gigaから10Gigaへ、5つのシナリオでF5.5Gオールオプティカル10Giga Cityを構築

  • 2023/04/24 16:31 公開  Huawei
  • 【深セン(中国)2023年4月24日PR Newswire】業界団体、業界アナリスト、大手通信事業者や企業、そしてファーウェイ(Huawei、華為技術)は、4月20日に開催された2023 Huawei Global Analyst Summitにおける「Embracing F5.5G to Lead 10Giga City with Innovation(F5.5Gを採用し、イノベーションで10Giga Cityを主導する」のフォーラムで、F5.5Gの産業発展戦略や応用シナリオについて突っ込んだ議論を展開しました。

    ファーウェイ・オプティカルビジネス製品ラインのRichard Jinプレジデント
    ファーウェイ・オプティカルビジネス製品ラインのRichard Jinプレジデント

    ギガビットを超える帯域幅のネットワーク接続要件に対応するため、ETSIは2022年に「F5G Advanced and Beyond White Paper」を、WBBAは「次世代ブロードバンド開発ロードマップ」を公開しました。1Gbpsから10Gbpsへの進化は、徐々に業界のコンセンサスになりつつあります。ファーウェイ・オプティカルビジネス製品ライン(Huawei Optical Business Product Line)のRichard Jinプレジデントは「F5.5Gに向け、ギガネットワークから10Giga Cityへ、ファーウェイはオールオプティカル10Giga Cityがホーム、エンタープライズ、マシン、コンピューティング、センシングの5つのシナリオで始まると考えています」と述べました。 また、同プレジデントは、10Giga Cityを共同で構築してインテリジェントな世界へと踏み込むために、標準規格の策定、政策推進、技術革新、エコシステム適用で業界全体が協力するよう促しました。

    *ホーム:Ultra-HDビデオ、XR、メタバース、クラウドデスクトップなどの新しいアプリケーションが現れたことで、ホームブロードバンドのさらなる広帯域化、低レイテンシー化、高い信頼性が求められています。8K裸眼3Dテレビを例にとると、H.264圧縮のマルチビューイメージングを実現するためには3Gbpsを超えるアクセス帯域幅が必要です。

    *エンタープライズ:スマートキャンパスアプリケーションではネットワーク機能の向上が求められています。例えば、デジタル支援による診断・治療、スポーツイベントのマルチカメラライブ放送、ホログラフィック・インタラクティブデザインなどのアプリケーションでは、企業に1Gbps以上のアクセス帯域幅と10ms以下のネットワークレイテンシーを提供する10G光ネットワークが必要になります。

    *マシン:電力、製造、港湾などの産業のデジタルアップグレードに伴い、将来の工業生産にはあらゆるものとのインテリジェントな接続をサポートする10Gオールオプティカル・プロダクションネットワークが必要になります。このようなネットワークはultra-HD AOIの品質チェックや生産ラインPLCに向けて10Gbpsを超える帯域幅、1ms以下のレイテンシー、20マイクロ秒以下のジッターを提供します。

    *コンピューティング:クラウドコンピューティングの急速な発展に伴い、データセンターとユーザー間のネットワーク帯域幅が急速に増加し、レイテンシーに関する要件はますます厳しくなっています。10Gネットワークは400Gバックボーンネットワーク、100Gメトロアクセス、オールオプティカルグルーミングというシンプルなアーキテクチャーを使用し、伝送消費電力を削減し、クラウドコンピューティングのパワーがすぐに利用できるリソースになります。

    *センシング:光ファイバーのセンシング機能によってファイバーのデジタル化が実現し、障害を正確に特定できるようになり、可視化された管理しやすいファイバーネットワークが実現してネットワーク運用効率が向上します。家庭用ブロードバンドアクセスをベースにしたレーザー3D光センシング技術により、高齢者の転倒を動的に監視し、健康を守ることに役立ちます。

    10Gサービスの開発をサポートするため、ファーウェイはFTTR、50G PON、Alps-WDM、400G、OSUハードパイプ、グリーン産業光ネットワークなど、複数の分野で技術革新と商用利用を成し遂げ、事業者が自社ネットワークを継続的に進化させることができるようサポートしています。

    フォーラムでは、WBBAのメンバーでInforma Techの副社長であるRichard Mahony氏が、WBBAはすべての産業に持続可能で長期的なROIを提供する次世代の「Broadband Everywhere(あらゆる場所でブロードバンド)」のタイムリーな台頭を加速させると述べました。中国情報通信技術研究院(CAICT)のチーフエンジニアであるAo Li氏は、10G光ネットワークに代表されるF5G Advanced(さらに進化した第5世代固定通信ネットワーク)の時代が加速しており、ホーム、エンタープライズ、クラウド、コンピューティングの各サービス向けの強固なデジタルインフラが構築されるだろうと述べました。

    Hong Kong Telecommunications(HKT)のネットワークプランニング担当上級副社長であるTom Pang氏は、HKTは次世代アクセスネットワークとしてPONを進化させ続けていくと述べました。Globe Telecomのトランスフォーメーションガバナンス部門責任者兼ブロードバンド事業担当副社長のAbigail Cardino氏は、Globeはフィリピンの家庭に向け、選択肢があり、課題を克服し、人生の新しい楽しみ方を発見する素晴らしい体験を創出すると述べました。また、中南大学情報ネットワークセンター長のWang Xinping氏は、同大学は「One Network」プロジェクトを通じて有線、無線、IoT、5Gネットワークの迅速な統合を実施し、複数の機能を持つネットワークを統一的に運用してキャンパスデータとアプリケーションの完全な接続を望んでいると指摘しました。

    将来に目を向けながら、業界の専門家は全ての業界関係者に対し、革新的なサービスと体験を継続的に推進し、オールオプティカルネットワークの10Gへの進化を促進し、F5.5Gへと共に踏み込み、より良いインテリジェントワールドを構築することを呼びかけています。

    ソース:Huawei

新着