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  • グローバルエナジーサミットで低炭素燃料生産の拡大につながる新たな取り組みが大臣会合で採択される

  • 2023/07/21 17:24 公開  International Chamber of Shipping (ICS)
  • ゴア, インド, 2023年7月21日 /PRNewswire/ -- インドのゴアで開催されたサミットにおいて、クリーンエネルギー大臣会合(CEM)が開かれ、本日https://www.ics-shipping.org/press-release/more-governments-come-on-board-with-clean-energy-marine-hubs-initiative-at-cop27/クリーンエネルギー海洋ハブ構想(CEM-Hub)を採択しました。この世界初の画期的なプラットフォームは、エネルギーと海運のバリューチェーンにわたる民間セクターと政府を結びつけ、将来の低炭素燃料のために海上輸送および生産ハブを変革することを目指しています。CEM-Hub構想はまず、カナダ、ノルウェー、パナマ、ウルグアイ、アラブ首長国連邦(UAE)が国際海運会議所(ICS)および国際港湾協会(IAPH)と提携して支援します。CEM Hub構想は、民間セクターと政府が密接に協力して共同で進めるパートナーシップです。

    Representatives of governments and the private sector at the CEM-Hubs launch event today
    Representatives of governments and the private sector at the CEM-Hubs launch event today

    エネルギー海運のバリューチェーンは、現在から2050年までに期待される低炭素燃料の増加を輸送する準備が十分に整っているとは言えません。国際再生可能エネルギー機関(IRENA)の報告によれば、需要に対応するため、2050年までに海運業界は取引される低炭素燃料の少なくとも50%を輸送すると予想されています。しかし、予想される需要を受け入れるために必要な生産拠点、船舶、および港湾インフラは、現在商業的な規模で存在していません。

    これまでのところ、 世界全体で1隻の船舶のみが試験的に液化水素を輸送しており、それはオーストラリアから日本への航海でした。水素誘導体としてのアンモニアやその他の低炭素燃料の船舶による輸送については、重工業、運輸、およびその他のセクターが必要とする規模からはるかに遠いです。2050年までに、海運業界は世界全体の温室効果ガス排出をゼロにする目標を支援するため、消費する低炭素燃料の2倍から最大5倍に相当する量の低炭素燃料を輸送すると予想されています。海運に使用される燃料の組み合わせも、パリ協定に合致するように変更する必要があります。

    参加者は、史上初のCEM-Hub会議のためにゴアに招集されました。この構想は初めて提案されてからわずか1年後に採択されました。これはクリーンエネルギー大臣会合(CEM)による前例のない動きであり、問題の巨大な規模と解決策を確立するための緊急性を反映しています。CEM-Hubの取り組みと進捗状況は、次回ドバイで開催されるCOP28で紹介される予定です。

    この構想は、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)と海運脱炭素化グローバルセンター(GCMD)の支援も受けています。

    クリーンエネルギー大臣会合事務局長のJean-François Gagné氏は、以下のように述べました。

    「港湾、海運、物流ネットワークは、世界的なクリーンエネルギー転換の重要な一部である必要があります。クリーンエネルギー海洋ハブ構想は、エネルギー、海事、海運、および金融のコミュニティによる真の官民プラットフォームです。これは、より環境に配慮したサプライチェーンをグローバルに保証するための、具体的かつ実行可能な措置を策定するまたとない機会です」

    カナダのOmar Alghabra運輸相は、以下のように述べました。

    「カナダは、国際海運会議所、国際港湾協会をはじめとする世界各国の優れたパートナーとともに、クリーンエネルギー海洋ハブ構想の創設メンバーとして参加することを発表します。この重要な構想は、世界的なエネルギー転換を促進する上で、わが国の港湾・海洋セクターが果たすであろう極めて重要な役割を強化するものです。カナダで生産された水素、アンモニア、再生可能ディーゼルなど、新たなクリーンエネルギー資源の安全かつ効率的な輸送を促すことにより、私たちは地球規模で持続可能な未来に向けて重要な一歩を踏み出しています」

    パナマ政府のJorge Rivera国家エネルギー庁長官は、以下のようにコメントしました。

    「我々は、クリーンエネルギー海洋ハブ構想の立ち上げにとてもワクワクしています。このような世界中の持続可能な取り組み、そしてエネルギー産業と海事産業のつながりにおいて、ターニングポイントになることは間違いないでしょう。短期的、中期的、長期的に素晴らしい結果が得られると期待しています」

    Anglo-EasternCEOであるBjørn Højgaard氏は、以下のように述べました。

    「脱炭素化は引き続き国際海運業界の主要な課題であり、代替燃料は2050年までにゼロ排出を目指す推進において重要な役割を果たしています。これは今年の7月に開催された第80回海洋環境保護委員会(MEPC 80)で改訂されました。代替燃料の環境面や技術面に関してさまざまな研究や議論が行われてきましたが、ある重要な領域があまり注目されていませんでした。それは代替燃料の物流に関する問題です。どのようなソリューションも、それを支えるために必要なインフラがなければ、成り立つことはありません」

    MISCの社長兼グループCEOであるRajalingam船長は、以下のように述べました。

    「グローバル海運業界のリーダーとして、私たちは輸送の重要な役割を認識し、クリーンエネルギー経済への移行に貢献することをお約束します。将来の燃料の採用、輸送、そして経済全体へ統合するためには、需要を掘り起こし、規模拡大に向けた早急な対策が必要です。私たちは、協力し合い、目的を持って、このアジェンダを推進していくことを決意しています」

    国際海運会議所のGuy Platten事務局長は、以下のようにコメントしました。

    CEM Hub構想が採択された驚異的なスピードは、私たちに立ち向かう課題の規模と行動の緊急性だけでなく、特に発展途上国にとって低炭素エネルギー生産がもたらす経済的機会を物語っています。先駆者にとっては、経済成長と繁栄を促進し、国民にエネルギーの安定性を提供する産業を発展させる黄金の機会となります」 

    IAPHのマネージングディレクターであるPatrick Verhoeven氏は、以下のようにコメントしました。

    「海運業界とそれを支える港湾は、全世界のゼロカーボン燃料の50%を輸送する能力を提供することによって、エネルギー転換の推進役となる役割を果たすことになります。これは、候補国にとって、ハブ構想を国民の経済成長と繁栄の触媒として発展させる絶好の機会となります」 

    編集者への注記: 

    CEM Hubの立ち上げイベントはライブストリーミングで配信されます。こちらからアクセスしてください。

    写真 - https://mma.prnasia.com/media2/2158544/ICS.jpg

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