パリ, 2024年1月25日 /PRNewswire/ -- 昆虫由来タンパク質の生産において最も力のある企業の1つであるYnsectは、AAFCO(米国飼料検査官協会)により、犬の栄養摂取に脱脂したミールワームタンパク質を使用する許可を得ました。米国でペットフード用にミールワーム由来の原料が承認されるのは初めてのことです。
米国で動物用食品の安全性に責任を持つ組織、AAFCOによる2年にわたる評価を経て許可が下りました。犬の食事にミールワーム由来の原料を導入する6カ月間の試験を含む包括的な科学的書類に基づき、Ynsectは許可を獲得しました。その結果により、製品の安全性と栄養価が実証されました。
Ynsectがイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校動物科学研究所のKelly Swanson教授に依頼したさらなる研究で、チャイロコメノゴミムシダマシから得られる脱脂したミールワーム粉のタンパク質の品質は、牛肉、豚肉、鮭など従来のペットフード製造で使用される高品質の動物性タンパク質に匹敵することが証明されました。
ペットオーナーは動物由来の代替品の栄養および環境的な利点の両方をますます自覚するようになっており、この許可を得たことでYnsectと同社のペットフードブランドのSpryngにとって大きな見通しが開かれます。
ペットフードの環境的影響を削減することはこの業界にとって大きな課題ですが、Ynsectはその解決法に積極的に貢献する構えです。ミールワームは穀物生産地域の農業副産物で繫殖され、その環境フットプリントは従来使用される他の多くの原料よりも小規模です。例えば、1キロのSpryng Protein70は、ラムや大豆粉の半分、牛肉粉の22分の1しか二酸化炭素を排出しません。
YnsectのShankar KRISHNAMOORTHY最高経営責任者(CEO)は「当社は、米国で初めてペットフード用ミールワーム由来原料商品化の許可を得たことを非常に誇らしく思います。動物の健康のために10年以上も研究してきたことが認められました。われわれは当社のアミアン農場から初のペットフードを顧客に届ける準備をしており、この許可は巨大な米国市場への扉を開きます」と述べました。
▽Ynsectについて
Ynsectは昆虫由来タンパク質と天然肥料の生産で世界をリードし、世界中に製品を輸出しています。2011年にパリで創業したYnsectは、タンパク質と植物の消費に対して増え続ける需要を満たすため、環境に優しく健康的で持続可能なソリューションを提供します。
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