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  • 【ジャパン・プラットフォーム】トルコ地震で世界13か国の緊急人道支援ネットワークへの寄付金が210億円以上に

  • 2023/02/19 0:00 公開  編集部
  • ジャパン・プラットフォーム(JPF)が加盟する国際的な緊急人道支援ネットワークEmergency Appeals Alliance(EAA)は、トルコ南東部地震に関して世界13か国の加盟団体に寄せられた寄付金が総額1億5,000万ユーロ(約210億円)以上に達したと発表しました。EAAは寄付をくださった日本を含む世界中の人々に心からの感謝を示しています。JPFは引き続きEAAと連携し寄付のお願いに努め、頂いた寄付をトルコ南東部地震で被災された方々のために迅速かつ最適に活用して参ります。

    【ジャパン・プラットフォーム】トルコ地震で世界13か国の緊急人道支援ネットワークへの寄付金が210億円以上に

    【共同発表】
    緊急人道支援ネットワークEmergency Appeals Alliance(EAA)
    オランダ・ハーグ 2023年2月13日

    シリアとトルコの地震の被災者を支えるため、世界中の人々から力強い支援が表明され、地震発生から1週間でEAAに加盟する各国の団体に総額1億5,000万ユーロ(約210億円)以上の支援金が寄せられました。イギリス、フランス、ドイツ、カナダ、日本、オーストラリアなど世界13カ国において、加盟団体が協働して寄付を呼びかけ、迅速かつ効率的に支援金を集めることができました。

     

    2023年2月6日(月)、シリア国境付近のトルコ南東部で2つの大きな地震が発生しました。33,000人以上が死亡し、さらに多くの人々が負傷しています。病院や学校を含む数千の建物が倒壊し、インフラにも大きな被害が出ています。最初の地震が発生してから1週間が経ち、1,700万人と言われる被災者の増大する人道的ニーズが明らかになってきました。 冬の凍てつくような状況の中、多くの人々が住む家を失い、食料や清潔な水が必要とされています。

    トルコ政府によると、38万人が政府の用意した避難所やホテルなどに避難しています。また、国内の紛争から多くの人が避難しているシリア北西部でも建物が倒壊、医療設備も限られています。最優先課題は、捜索と救助、負傷者の治療、家を失った人々へのシェルター、加えて毛布や防寒着、避難所への暖房の提供です。また、十分な食料と清潔な水を確保することも重要です。

    EAAの代表であり、イギリスDisasters Emergency  Committeeの最高責任者であるSaleh Saeedは、次のように述べています。

    「シリア・トルコ地震アピールをしている各国のEAA加盟団体に対して寄付してくださったすべての人々に心からの感謝を示したいと思います。EAA加盟団体は事態に迅速に対応し、最も必要としている人々に資金を届けることができる特別な立場にあります」「真冬の寒さの中、靴もコートも持たず、ペシャンコになった建物から逃げてきた被災者の方々のお話は、本当に悲しいものです。被災者の方々とそのご家族がどのような状況に置かれているのか、把握することは困難です」「しかし明らかなことは、この呼びかけに寄せられた資金をもとに、加盟する支援団体と現地のパートナー団体によってすでに支援が行われているということです」

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